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妻が時短勤務を6年続けたら、ペアローン5,800万円と4,800万円で家計はどう違う?

この世帯は架空です。数字はLifevaneのライフプランと同じ計算で出しています。

夫34歳・妻33歳、子ども3歳と1歳。来年ペアローンで家を買う予定の、架空の共働き世帯です。事前審査は5,800万円で通りました。3年後から、妻は6年間の時短勤務を考えています。

この記事の要点

事前審査で通った5,800万円は、今のふたりの年収から出た数字です。3年後から始める妻の時短は、この数字に入っていません。予定している働き方を入れて30年分を計算すると、同じ予算でも家計の動きは大きく変わりました。

  • 5,800万円のまま時短を入れると、時短の6年間に増える手元資金は、約540万円から約50万円に減ります
  • 予算を4,800万円にすると、時短を入れたままでも約220万円増えます。その分、物件の価格帯は1,000万円下がります
  • どの案でも、購入した年は頭金の支払いで手元資金が53万円(4,800万円なら181万円)まで下がり、2人の大学が重なる2年間は赤字になります

どちらの予算がよいかは書いていません。この差をどう受け止めるかは、ふたりの考え方で決まります。

2026年9月13日時点の最新公表資料を確認済み

令和6年財政検証の経済前提、住宅ローン控除(令和8〜12年入居)、家計調査・フラット35利用者調査・家計の金融行動に関する世論調査の水準を一次資料と照合し、退職年齢から給与0円となるLifevaneと同じ計算で30年分を出しています。

この世帯

世帯のプロフィール
項目内容
家族夫34歳・妻33歳、子ども3歳と1歳(架空の世帯)
住まい首都圏郊外の賃貸(家賃 月12.5万円)
年収夫500万円・妻390万円(ふたりとも正社員)
働き方の予定上の子の小学校入学に合わせて、妻が6年間の時短勤務(年収は今の価値で290万円)
購入の予定来年、ペアローン(夫55%・妻45%)。事前審査は5,800万円で通った
資産預金400万円、NISA100万円(毎月4万円)

銀行が見ている姿

この世帯が事前審査に出したのは、今の年収(夫500万円・妻390万円)です。5,800万円の物件を頭金10%で買い、諸費用7%も含めて35年・金利1.2%で借りると、毎月の返済は約16.4万円になります。

購入する夫35歳の年は、頭金580万円を払うため、年間の収支は−492万円になり、年末の手元資金は53万円まで下がります。グラフで夫35歳に落ち込んでいるのはこのためです。

妻が今の働き方を続けると、時短を予定している6年間(夫37〜42歳)に、手元資金は140万円から682万円へ、542万円増えます。

時短の6年間05001,0001,5003540455055
5,800万円・時短なし年末の手元資金(万円)。NISAは含みません
銀行が見ている姿
5,800万円 時短なし
毎月の返済約16.4万円
購入した年の手元資金53万円
夫37〜42歳の手元資金140万円 → 682万円
6年間の増減+542万円
夫65歳終了時の金融資産6,607万円

時短を入れると

予算は同じ5,800万円のまま、妻が6年間時短勤務にした場合です。時短中の妻の年収は、今の価値で290万円と置いています。時短になっても、毎月の返済額は変わりません。

同じ6年間の手元資金は140万円から190万円へ、50万円増えます。時短なしの+542万円と比べると、492万円少なくなります。

この間、夫37歳の年は、年間の収支が赤字になります。

時短の6年間05001,0001,5003540455055
5,800万円・時短なし5,800万円・時短あり年末の手元資金(万円)。NISAは含みません

この比較で使った「時短で収入が変わる年」や「収入の伸び率」の入力は、Lifevane Premiumの機能です。

時短を入れると
5,800万円 時短なし5,800万円 時短あり
夫37〜42歳の手元資金140万円 → 682万円140万円 → 190万円
6年間の増減+542万円+50万円
時短の6年間で赤字の年なし夫37歳
夫65歳終了時の金融資産6,607万円6,115万円

予算を4,800万円にすると

時短の予定はそのままに、物件の予算だけを4,800万円に下げた場合です。毎月の返済は約13.6万円、頭金は480万円になり、購入した年の年末の手元資金は181万円です。

6年間の手元資金は295万円から516万円へ、221万円増えます。予算5,800万円で時短を入れた場合(+50万円)と比べると、171万円多く残ります。

その分、物件の価格帯は1,000万円下がります。広さや立地、通勤の条件がどう変わるかは、この計算には入っていません。

時短の6年間05001,0001,5002,0003540455055
5,800万円・時短あり4,800万円・時短あり年末の手元資金(万円)。NISAは含みません
予算を4,800万円にすると
5,800万円 時短あり4,800万円 時短あり
毎月の返済約16.4万円約13.6万円
購入した年の手元資金53万円181万円
夫37〜42歳の手元資金140万円 → 190万円295万円 → 516万円
6年間の増減+50万円+221万円
夫65歳終了時の金融資産6,115万円7,198万円

3つの案に共通する山:2人の大学が重なる年

上の子と下の子の大学在学が重なる夫52・53歳の年は、3つの案のどれでも年間の収支が赤字になります。子どもが2歳差のため、大学の費用が2人分重なる年です。

2年間の赤字の合計は、5,800万円・時短なしで85万円、5,800万円・時短ありで85万円、4,800万円・時短ありで17万円です。

3つの案に共通する山:2人の大学が重なる年
5,800万円 時短なし5,800万円 時短あり4,800万円 時短あり
夫52歳の年間収支−46万円−46万円−12万円
夫53歳の年間収支−39万円−39万円−5万円

ふたりが確認したこと

  • 時短の6年間に、手元資金をいくら残しておきたいか
  • 時短を何年続ける前提にするか。延びた場合や早く戻る場合に、どこが変わるか
  • 2人の大学が重なる年の赤字を、貯蓄・NISAの取り崩し・働き方のどれで埋める前提にするか
  • 予算を下げた分の広さや立地の条件を、ふたりでどう考えるか

30年分の年次表

Lifevaneのアプリと同じ年次表です。収入・支出・資産残高を1年ずつ確かめられます。

年次表を開く(3つの案を切り替えられます)

この計算の前提

  • 物価上昇率は年0.8%、賃金の伸びは年1.3%(令和6年財政検証の「過去30年投影ケース」)。
  • 住宅ローンは頭金10%、諸費用7%を借入に含め、35年・金利1.2%で完済まで一定。ペアローンの持分は夫55%・妻45%。
  • 住宅ローン控除は、ZEH水準省エネ住宅として13年間、持分に応じて各人の税から差し引く簡易計算。
  • 生活費は住居費・教育費を除いて月32万円。購入前の家賃は月12.5万円、購入後の維持費は年40万円。
  • 教育費は2人とも幼稚園から大学まで、文部科学省「子供の学習費調査」をもとにしたLifevaneの標準値。塾・習い事は含めない。
  • 預金400万円(利息0%)、NISA100万円に毎月4万円を積み立て、運用利回りは年3%。
  • 年金はふたりとも64歳まで厚生年金に加入し、65歳から受給する場合の自動推計。退職金は夫800万円・妻500万円。

この計算に入っていないこと

  • 物価上昇は生活費にだけかけています。教育費・住宅の維持費・年金は、物価に合わせて増えません。
  • 金利が借入の途中で変わる計算はしていません。
  • 手元資金が足りない年も、NISAを自動では取り崩しません。
  • 物件価格・金利・給与の将来は予測していません。税・社会保険は現行制度のままです。

前提を変えた場合

前提を変えた場合
前提5,800万円 時短あり4,800万円 時短あり
本文の前提+50万円 6,115万円+221万円 7,198万円
時短中の妻の年収が260万円なら−109万円 5,956万円+71万円 7,048万円
金利が全期間1.5%なら−4万円 5,838万円+169万円 6,924万円
金利が全期間2.0%なら−109万円 5,287万円+92万円 6,523万円

各欄の上段は妻の時短の6年間の手元資金の増減、下段は夫65歳終了時の金融資産です。金利の行は、借入時から完済まで全期間その金利だった場合です。実際の変動金利は途中から上がるため、この表は早い時期の負担を大きめに見せています。

出典

同じ比べ方を、自分たちの数字で。

Lifevaneは、夫婦ふたりで同じプランを編集できるライフプランです。住宅・教育費・働き方・老後を、ひとつの年表でつなげて見られます。

この比較で使った「時短で収入が変わる年」や「収入の伸び率」の入力は、Lifevane Premiumの機能です。

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よくある質問

ペアローンを組んだ後に妻が時短勤務になったら、返済はどうなる?

時短になっても毎月の返済額は変わらないため、減った収入の分は家計の中で吸収することになります。このモデルケースでは、同じ予算で時短の有無を比べ、6年間で手元資金の増え方がどれだけ変わるかを年ごとに示しています。どこまでを受け止められるかは、手元資金をいくら残したいかによって家庭ごとに変わります。

事前審査で借りられた額と、時短勤務を続けても回る額は違う?

このモデルケースの世帯は、今の年収で事前審査を受けています。時短の予定を入れて30年分を計算すると、同じ予算でも時短の6年間に手元資金がほとんど増えない形になりました。借りられる額と、予定を入れたときの家計の動きは、分けて確かめられます。

住宅ローンと教育費がいちばん重なるのはいつ?

子どもが2人いると、2人の大学在学が重なる年に教育費が大きくなります。このモデルケースでは子どもが2歳差で、重なる2年間は、予算と働き方の3つの案のどれでも年間の収支が赤字になりました。重なる時期は、子どもの年齢差で変わります。

物価上昇や金利の上昇は考慮している?

物価上昇率は年0.8%、賃金の伸びは年1.3%(令和6年財政検証の過去30年投影ケース)で計算しています。金利は借入時の1.2%で一定です。金利が全期間1.5%・2.0%だった場合の差は、ページ下の「前提を変えた場合」に載せています。

この世帯は実在する?

実在しない架空の世帯です。年収・貯蓄・生活費などは公的統計を参考に置き、数字はLifevaneのライフプランと同じ計算で出しています。

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